劇的な能登一人旅(その壱)
【シビックの中でシュラフにくるまりました】 【七尾の北島屋さんの茶臼】
12月1日から4日にかけて能登さか本さんと沢渡温泉まるほん旅館の一人旅で出て参りました。
この旅行の為にスタッドレスタイヤに平日朝早くおきて一日一本タイヤを交換していました。
どうもこの時期は北陸では雪が降りそうな感じです。
前日の木曜の夜8時に家を出発して、関越道を経て北陸道の米山SAでサービスエリアビバークで
車の中でシュラフで寝ました。厳冬期用のシュラフなので外は0度でもぬくぬくでした。
天気は夜通し嵐のような感じ、車が横に揺れたり雷が鳴ったり・・・。
これが日本海の天気なんですよね。
朝6時起床で能登に向けて出発です。
目覚めてみると雨もやんでいて晴れ間も見えてきました。
今日は一日天気は持つのかと思ったらそれは大きな間違えでした。
今回は行きに七尾により、今年の四月に伺って茶臼を挽かせてもらった北島屋に寄ることに。
しかし、ご主人は外出中で奥さんが留守番。今回は石臼を挽かずに挨拶だけ言って七尾を後に。
【窓岩で本焼きそば】 【すっかり紅葉が終わりのさか本】
七尾を出る頃になると突然空が暗くなって雨が土砂降りです。
能登有料道路を進み、日本海側の曽々木海岸の窓岩で昼食です。
今後は美味しいご飯を食べることとなるので、昼ご飯は粗食としました。
前から気になっていた焼きそばの食感を味わえる「本焼きそば」を食べてみることに。
一応、シュラフと共にバーナーなどの登山用具を持参していたので
お湯を沸かして興味津々で食べてみました。確かにペヤングと比べると食感が違う感じです。
時間も14時くらになったのでさか本さんに行くことにしました。
紅葉がすっかり終わってしまっている入り口ではたいちゃんとくうーちゃんの歓迎が待っています。
特にたいちゃんは服をべろべろなめてきます。犬が嫌いなひとは困ってしまいます。
【暖炉を囲炉裏でぽかぽか】 【たいちゃんがくうちゃんをいじめます】
宿の中は、暖炉と囲炉裏の炭火で暖かいです。
そして今日と明日はなんと私のみの宿泊で完全に貸し切り状態です!
本当に静かな旅行です。今までさか本で貸し切りはなかったので楽しみです。
外では、くうーちゃんがたいちゃんにいじめられて顔をかまれたりして顔の形が変わってしまいました。
【ゲストハウスにて】 【明日使用する自作の茶碗達】
大好きなゲストハウスからはのどかな風景が望めます。
明日のゲストハウスでの茶箱茶会の為の準備を早々に始めました。
使う茶碗や茶箱、茶巾、茶筅などを用意して
お抹茶を濾して冷蔵庫に入れておきます。
このために車できたような感じです。
それにしてもこのゲストハウスは本当に素敵です。
私がよく聞くジョバンニ・ミラバッシのCDをコピーして持参してここへ寄付をしました。
寄付というか私ずっとここで聞きたいからです。
【侘助君はもう幼稚園生】 【菜の花ちゃんは小学一年生】
宿に戻ると侘助君と菜の花ちゃんが幼稚園と小学校から戻っていました。
侘助君はすかっり大きくなっていましたが、まだまだ子どもで無邪気です。
菜の花ちゃんは小学生なので大人になった感じです。
でも、二人ともこの風土と坂本さんの教育なのか本当に素直で素敵な子ども達です。
東京ではこんな子ども達には出会わないかもしれません。
なんと侘助君は菜の花ちゃんをおんぶできるようになりました。
いつまでもこんないい子でいてくれればいいです。
【この蕎麦は美味しいです】 【ブリしゃぶのうまさでで倒れるかと・・・】
貸し切りの夕食かとおもったのですが、いつも坂本さんがお世話になっている
近くのお寺さんの住職家族が蕎麦を食べに来るようです。
この方たちとの出会いがさらなる方向性を引き出す要因となりました。
夕食はまずさか本さんが蕎麦打ちをした新蕎麦です。
これはいつ食べても美味しいのです。
そして、鍋が出てきます。今までさか本さんでは鍋物がなかったので楽しみ楽しみ。
まずは、鍋には豆腐が入っていますが、
そのあとにぶりの刺身が出てきます。
そのまま食べるのではなくて、なんとしゃぶしゃぶだそうです。
ちょうど能登半島はこの時期はブリの季節でとても油乗って美味しいようです。
この油を落とすのにしゃぶしゃぶはちょうどいいようです。
ポン酢に大根おろしを入れて食べますが、初めてのブリしゃぶは最高です!
こんな美味しい食べ方があったんですね~。
ブリさん本当にごめんなさい。マグロさんより美味しいです。
その夜は本当におなかは破裂するのではないかと思うほどでした。
多分数キロは太ったかと思います。
明日はいよいよ茶箱茶会と茶道具にまつわる事務作業がありますので
23時ぐらいで就寝となりました。
鉱泉であるお風呂はもちろん最高でした。
漆塗りの浴槽からの竹林はいつ見ても荘厳です。
能登二日目に続きます