茶室に対する考え方
【床に炉壇がはまりました】
茶室造営はようやく炉壇が床に設置されました。
野々田式のぼったくりのような高価な炉壇受けを使用して
銅製炉壇を置き、炉縁をおいております。
畳の厚さが30mとイレギュラーの為、炉縁の面とあわせるのが大変で
床に埋め込むような感じとなりました。
位置も釜蛭釘から鎖が真ん中に落ちていて、完璧です。
【無双釘の位置を決め直します】
床の無双釘は一度決めたのですが、
お花を持ってきて入れてみたのですが、
どうも高いようで、下に下げてもらいました。
やはりお花を置いてみないとわからないです。
ここまでなんとか順調だったのですが、問題点が色々出てきました
・天井の竿縁天井の施工方法を間違える→すべてはがしてやり直ししてもらいました。
・あれほどいったのに花蛭釘をつけるのを忘れる
・20日の建物全体の立ち会い検査に全く間に合わない。
今回よーくわかったのは、大工さんは口頭で伝えては駄目であること。
大工さんや職人さんの言いわけはいつも「図面通りにやった・・・」
私の仕事でも工場はいつもこれを捨てぜりふで言います。というか逃げ口なのでしょうが・・・。
必ず図面で指示をしましょう。
私自身を仕事時間を削ってまで現場で立ち会っているのですが、
この状況はかなり悲しくなってしまいました・・・。
茶道、茶室への情熱が私のみで他の方たちはなにも感情をもっていないようです。
30日のオープンハウスでお点前をする予定だったのですが、
少し考させられる事となりました。
この日に訪れる人はお茶には感心がない方ばかりですから。
茶道に対してすべての人が好感を持っていないかもしれません。
まあ、待ったなしでここまで来たのですから、なんとか軌道修正して納得のいく茶室を造営したいと思います。
物事は常に簡単には進捗はしないものです。
仕事でいつも味わっている事なので・・・。
山でも、陶芸でも、猫見つけでも・・・。