神饌料理と茶室 | Mineraな日々

神饌料理と茶室


赤城亭02 赤城亭01

   【赤城神社参道にある赤城亭】               【食前酒の御神酒】


以前から気になっていた赤城神社境内の赤城亭に初めて行って参りました。

とにかくあっさりしたものが食べたいと、あまり店内やお食事にはこだわりもなく予約しました。


しかし、参道からお店に入ってみると驚きに変わりました。

お店の装飾が素晴らしく、またお店に流れている空気が非常に穏やかで落ち着くのです。


神楽坂下の最近賑やかな小料理屋とは全く違う空気が流れていました。

この赤城亭は赤城神社境内ということもあるのですが、

神饌料理です。なので食前酒が御神酒なのです。

八寸とともに御神酒が出てきて驚きました。


そして、お部屋は火が入った火鉢もありました。一酸化炭素中毒が心配でした。

しばらく坐って周りを見渡すと、どうもこの部屋はどうも普通の部屋と違うなあと。

そう、通された部屋は茶室だったのです。

天井の鎖で気づいたのですが、カーペットを裏返してみると炉畳がありました。

お話を伺うと、お店が出来たのは1年以上前で、以前は40年ほどフランス人が2所帯で住んでいたそうです。

なんとも素敵な茶室で、当時このような茶室があったとしたら本当に驚きだったかもしれません。

非常に参考になりました。


本当に素敵な日本家屋であり、壊されないでこのように使われて嬉しい限りです。



赤城亭03    赤城亭04


お食事も本当に美味しく、お腹に優しいです。

最近、胃にもたれる食事ばかりしていたので嬉しい限りです。


デザートはイチゴに黒蜜がかけられて美味しかったです。


この部屋が茶室ということは、茶道口がある隣の部屋は水屋でした。

最後にお店を出るときに、お店の人にお店全体を拝見させて頂きました。


水屋はタイル張りの水屋でした!

当時はなんとも斬新だったのではないのでしょうか。


二回では披露宴もできるようです。

数年後ここで披露宴をあげてみたいです。

今度は奥にありAkagi Cafeに行ってみたいです。

ここは2年間期間限定店なので、あと1年後には閉店になってしまうはずです。


帰り際にいつもの黒猫がいました。

私は以前「赤城ちゃん」と名付けていました。