Mineraな日々 -7ページ目

床窓設置

poko1026-01 【ポコニャンは布団を被って寝ています】


昨日出張先の熊本から1週間ぶりに東京に帰ってきました。

家に帰るとポコニャンが既に就寝していました。

東京は寒くなったようですっかり布団を被っています。


熊本はずーーと暑かったとです。


poko1026-02 【起こされて怒っています】



悔しいので布団をはいでみるとにらまれてしまいました。

かえって早々噛まれるのも嫌なので、そっとしておきました。


自宅1026-02 【いよいよ茶室の床窓が設置】


さて、しばらく東京を留守にしている間に、自宅では工事が進んでいました。

茶室にもいよいよ「床窓」が設置されました。

この窓には今回一番思い入れがあり、設置されるが楽しみでした。

この窓ははめ殺しで設置されています。

窓横の右下の四角い空間は、このあと躙り口となる扉が設置されます。



自宅1026-01 自宅1026-03

 【花弁のようなデザインの磨りガラス】             【床の間横の縦窓】


かなり素材選びには時間をかけたのですが、

床窓はただの磨りガラスではなくて、花弁のようなデザインのところが抜けて外が見えるようになっています。

ぱらぱらサクラが散っているようです。

しばらくじっと見つめていたのですが、なかなかいい感じです。

これで、外に人がいてもそれほど気配を感じることもなく、

また、外の緑もそれとなくわかる感じです。


床の間の横の縦窓も設置されていました。

これにより日中でも茶室は自然光のみで使用することが可能となります。


とにかくあと2ヶ月で完成となるので

今後はちょくちょく見に行くことになりそうです。



阿蘇高岳・中岳登山

阿蘇山00    阿蘇山02

    【阿蘇高岳登山口の仙酔峡】                【バカ尾根の仙酔尾根】



2週間ぶりの休みは熊本でとれました。

せっかくなので、熊本の山を登ることとしました。

現在宿が、肥後大津というところで近場で電車でいけるところは阿蘇高岳・中岳でした。

しばらくパソコンばかりみていたので、自然の中に身をおいてみたくなりました。

11月は毎週山行を予定しているので、リハビリもかねてストレス発散です。


朝8時前に宿を出て9時に宮地駅につき、タクシーで仙酔峡までいきます。

今日は強風なのかロープウェイは動いていません。


団体さんを途中で追い抜いて、どんどん登っていきます。

どうもこの尾根は通称バカ尾根といわれているそうです。

各地にはバカ尾根があるようで、関東では丹沢の大倉尾根が有名です。

確かにさえぎるものもなく、途中であきてしまうバカ尾根です。



阿蘇山03    阿蘇山04

    【ナイフリッジの根子岳】                【コルに人が3人います!!】

 


ただ、心地よい汗をかきながら登っていくのは非常に気持ちがいいです。

足もなんとか上がります。

途中で一本とっていると、隣に根子岳がみえます。

なんとも難攻不落のような感じの山容です。ここは登る人はいないんだろうなと思っていると

なんとコル部に人影が3人ほどいるではないですか!!!

右となりが天狗峰といわれているようです。


帰ってからあまりにも気になったので調べてみたのですが、やはりザイル必携で

天狗のコルといわれているところからトラバース気味登攀し、そこから数十メートル直登です。

もちろんランニングをとりながらザイルを伸ばしていくようです。

天狗の峰から進む際も、空中懸垂を含めた25mの懸垂下降だそうです。

なかなか面白そうです。次回熊本に仕事に来たときはザイル持参で挑戦してみたいものです。

あの3人はコルで多分ハーネスを装着していたと思われます。


阿蘇山05    阿蘇山06    

       【殺伐とした稜線】                   【三角点もある阿蘇高岳】


結構この尾根は岩稜帯の尾根です。

というか当たり前で、溶岩で出来た尾根なのです。

登山道というはっきりしたものはなく、好き勝手に登っていきます。


気になる根子岳を考えながら、稜線に出ます。

出たとたん風がものすごいです!!風速30mはあるのかもしれません。

久々に耐風姿勢をとりました。

温度も非常に低く、10度もありませんでした。下界が26度くらいなので寒いです。


やはり自分は樹林があるところを歩くのがすきなのか、

どうもこの殺伐とした景色はすきになりません。



阿蘇山07    阿蘇山08

       【阿蘇中岳にて】                   【有毒ガスが出ている火口郡】


そそくさと歩いていると、高岳、中岳を通過して、簡単に写真を撮っていくと

火口が見えてきました。中学時代多分反対側の観光地に来ているはずなのですが

まったく覚えていません。



阿蘇山09    阿蘇山10

      【中岳への登山道】                   【登ってきたバカ尾根】


中岳から下降すると、ロープウェイの頂上駅ですが、閉鎖しています。

時間的にここまで2時間もかからない程度でした。


のんびりパンでもかじりながらスタート地点に戻ります。

何度も振り返り、登ってきたバカ尾根(仙酔尾根)を眺めますが

ガスが消え去ってなかなかかっこいいラインだなあと。

その先のナイフリッジが気になってしょうがないです。




阿蘇山11    阿蘇山12

    【体に名前が!!外国牛?】              【静かできれいな夢の湯】


朝がタクシーできたのですが、帰りは時間もあるので駅まで歩いてみました。

途中、牛君が猫のように座っています。

熊本にきてまだ猫を見ていないので、猫が数匹座っていると妄想していたらうきうきしてきました。


30分くらいで駅につくかなあとおもったら1時間半ほどかかってしまいました。


帰りに阿蘇駅立ち寄って日帰り温泉の阿蘇温泉「夢の湯」に入りました。

本当は黒川温泉でもいきたかったのですが、人も多いと思ってこちらにしました。

この温泉はなぜか人がすくなくて、静寂の中の温泉でした。

東京近郊のこんなタイプの温泉だったらこの時間だったらイモ洗い状態なのですが・・・。

お湯もよく、のんびり入って登山のつかれもふっとびました。


なんとか水曜日には東京に帰ってこれそうです。


熊本の山はどこがいいのか?

ただいま熊本のホテルでございます。

昨日から熊本入りしたんですが、

現場での仕事もなんとか山場を越えて、来週の半ばにはなんとか東京へ帰れそうです。


これにむけての数週間の多忙もなんとか報われそうです。

明日も仕事なのですが、日曜は休みなので熊本の近くの山に行こうかなと。

熊本には大きなザックを担いできたので、その格好で行く予定です。


熊本のエアリアなどは持参していないのでメジャーな山でも。

そうするとやはり阿蘇山なのでしょうか。


南のほうに国見岳があり、ブナやナラの原生林があっていってみたいのですが、

交通手段がなかなかないようで、車を使わないと無理なようです。

でも、渋さが光る感じの山なので本当に行ってみたいのです。


とにかく自然があるところに身をひさびさにおいてみていです。

多忙の中の息抜き

フェラーリ01 【フェラーリの名車たち】


先週の火曜日から朝八時から夜中の1時までの仕事生活を一週間続けておりました。

もちろん快晴の山日よりの土日もずーっとパソコンの前でした。

検査書類2500枚作成というとんでもない仕事量でした。


ひとまず、今日でその書類作成の承認がもらえて一段落です。

しかし、その木曜日からその書類をもとに熊本で2週間ほど検査を行います。

んー一番山のいい季節なのに!!


せっかくなので熊本の山にでも登ろうかと。


さて、そんな仕事の合間に夜のコンビニにいくと

缶コーヒーについてくるおもちゃがありました。

それはなんとフェラーリフィギアです。


2缶でひとつついていたので6缶も買ってしまいました。

私はF1が好きで、特にクラシックカーが大好きです。


左から1982年仕様 この車で事故死したジル ビルニューブが乗っていて、

1994年のセナの事故死の年のように事故が多発した年で混沌としたシーズンとなりました。

この名車によりコンストラクターズチャンピオンを獲得しました。


真ん中は1976年仕様でニキラフダが乗っていた車です。実は富士スピードウェイで開催された

伝説の大雨のレールにニキラウダは棄権をして1ポイント差でチャンピオンを逃しました。



フェラーリ02 【大好きな F1-90 1990年仕様 3.5リッター V12】


そしてこの車が1990年仕様でアラン・プロストとナイジェル・マンセルが乗っていました。

私はこの車が本当に好きで、F1の名車と言われる中で一番妖艶であり、素晴らしいフォルムを持っていました。

残念ながら鈴鹿の日本GPでセナと1コーナーでクラッシュしチャンピオンを逃しています。


現代のF1マシンにはこのフォルムとはかなり変わってきています。

1991年のベネトンのバナナノーズの出現によりすっかりマシンのデザインは変わったのです。


私自身はこの形のマシンが好きだったなあと。


仕事で頭がパンクしそうな時にふとリラックスさせてくれたアイテムでした。


ちょっと文章がマニアック過ぎたかもしれません・・・。


熊本の仕事が終わったら数日休みをとって、山奥に焚き火をしに山ごもりをしたいと思います。


柴又猫

柴又03     柴又02

     【まったく動じない猫です】               【裏路地に入りました】


今日は朝から絶好の山日よりでしたが、今日は猫取材と決めていました。

午前中より、午後の方が猫が寝ていて写真が撮りやすいので

午後から葛飾の柴又に行くことにしました。


久々の柴又です。多分5年ぶりでしょうか。

今日は休日でもあり、とても混雑しています。

そのためなのか駅前にいるはずの猫たちはどこにもいませんでした。


今日は猫には出会えないのかなあと思っていると。

参道に猫がいるではないですか!

それも全く動こうとはしません。


なんやかんやで30分くらいいたでしょうか。

結局、路地に入ったときのものが、いい表情がとれました。


柴又04     柴又01

     【大好きな三角取水塔】                  【こんな所に猫が!】


そのままおきまりコースで金町駅にむかいまうすが、

河川敷にひっくりかえって昼寝をして、三角帽子の取水塔を懐かし眺めていました。


しばらくぼーっとしていると下の方でなにか小さい物が動いているではないですか!

オスの子猫がいたのです。

なので一眼レフを望遠レンズに交換して、下に下降していくと

なんとも人なつっこい猫で地面にはいつくばってカメラを向けるとこちらに歩いてくるのです。

ここでも30分ほど時間を費やしたでしょうか。

いい構図で写真がとれて満足でした。


10月は仕事がばたばたして山にはいけませんが、

今日はのんびりいい一日でした。

多分来週の週末は会社にいかなくていけないです・・・。




三日月水指完成と金継作業

三日月水指完成01     三日月水指完成02

      【塗蓋で三日月模様が】             


今日は午前中は会社で仕事をしてきて、午後からF1を見てから

谷川の白毛門に登る為にに土合でステーションビバークをする予定でしたが、

朝、谷川登山指導センターに問い合わせてみると、風速30mの大荒れだそうです。

明日は回復するそうですが、コンディションがわるいようなので今回は山行は中止にしました。


そこで、昨日完成した三日月水指の塗り蓋を買いに、新宿・青松園までこの水指を担いで行ってきました。

正円ではなさそうなので心配でしたが、ちょうどいい蓋がありました!

これで陰と陽・・・。三日月に見えるでしょうか。



三日月水指完成03      三日月水指完成06

       【巴模様のひび割れ】                 【漆で金継作業の前段階】


そして、今回一番の偶然だったのが、製作方法が袋とじという風船状につくるものだったので

閉じた底部がひびが入りやすいのですが、やはりひびがはいりました。

しかし、その形です!

轆轤を回して袋とじしたので、その回転状で土に応力が残っていたのか

なんともみたことのある形になりました。

多分茶道をしている方でないとピンとこないかと思いますが、

巴(ともえ)模様なのです!巴半田とかいろいろこの模様は出てきます。


今日、青松園に行って店員にみせると、この巴の形をつくったんですか~と言われたのですが

「偶然です・・・」と。


しかし、この模様はひびで、水をいれると見事にそこから流れてしまいます。

教室で樹脂を流してもらうこともできたのですが、

以前購入した金継セットでうめることとしました。




三日月水指完成07      三日月水指完成05

  【手がかぶれないように手袋装着】               【湿度100%にします】


まずは漆でパテ埋めのような事をするのですが、

その際にお米が必要で、漆と米をまぜまぜして用意します。

筆で何回も埋めいきます。

ある程度埋め終わったら、乾かすのですが箱にぬれた雑巾を何枚も入れておきます。

漆を乾燥させるのには、湿度がなければ乾燥しないのです。

なんとも矛盾的な感じなのですが、乾燥というより湿度をすって固まるような感じらしいです。


1か月ほど乾かして、その継ぎはまた上に漆を塗って

いよいよ金粉をかけて金継ぎ作業となります。

完成品は巴模様が金色となる予定です。


来年の秋には置水指として是非使ってみたいです。

豚蚊遣り蓋置完成!!

豚蚊遣02     豚蚊遣02

                                      【蓋ものりました】

以前から製作していた、豚蚊遣蓋置ですが、無事製作完了致しました。

予想以上に綺麗にできあがって満足しております。


家に帰ってから、釜の蓋を実際に乗せてみましたが、耳とシッポの三点で

ちゃんと水平に乗ってくれました!!



豚蚊遣04     豚蚊遣03  

     【どっちがいいでしょうか?】

後は柄杓をどう引くが問題なのですが、

口を立てて、そこに柄杓を引くか、それともそのままにして、頭に乗せてしまうか?

私は前者でいいのかなあと思っていますが、どっちがいいのでしょうか。

先生と協議してみたいと思います。



筒釜     豚蚊遣05

     【佐藤清光堂の筒釜】                  【豚蚊遣り君は実は兄弟】



茶室造営の為に最後の買い物?として

一番多く使うであろう、風炉釜を先日購入しました。

東北の佐藤清光堂の筒釜です。霰がとても素晴らしいです。

使い始めは、芋の皮とかをたくさんいれてぐつぐつ煮るつもりです。

デンプン質が錆対策となるのです。

死ぬまで一生大切に使いたいと思います。なんとかさびないように気をつけます!


最後の写真は、手びねりの楽茶碗?風 茶碗。濃茶で使おうかと。

それでも楽茶碗ではないので古帛紗は使います!!

手びねの茶碗は味わいがあって、濃茶にむいているようです。


豚蚊遣くんは実は兄弟です。しかし、お兄さんは耳が下がっていて

蓋が斜めになってしまいます。

なので、部屋にオブジェにでもしようかと!



ところで、ニュースを見ていてびっくり!!

なんと北アルプスで大雪ではないですか!!

いつも同行しているAgainさんが本日死者が出た白馬岳にいっているので

非常に心配です。

何が心配なのかというと、こんな時期にこんな大雪がふるなんて誰も予想していなく

装備は完全に秋山の装備で、アイゼンもないし、防寒具もないのです・・・。

明日の夜から日帰りで谷川の白毛門と笠ヶ岳に行くのですが、

一応アイゼンを持参することとしました。ニット帽ももっていったほうがいいかもしれません。

東京でのあの雨は北アルプスでは大雪となっていたようです。

今年はどうも異常気象です・・・。

初めての天気図作成

天気図  【はじめての天気図作成】


昨日の山岳会の集会での豆講座では「天気図の書き方」講座が行われました。

天気図はいつか書かなくてはと思っていて、未だ一度も書いたことはありませんでした。

天気図の記入帳は家にはあるのですが・・・。


朝10時と夕方16時の一日2回のラジオ放送から聞き取ります。

まさしくヒアリング状態です。

聞くのにもかなりこつがいるようです。


台風、低気圧、高気圧などはまだいいのですが、

最後の等圧線を引くときが非常に早くて難しいです。

できあがりはなんかデッサンしたあとのようになってしまいました  


山のテントサイトで学生のワンゲルの人たちが頭をつきあわせて

聞いているのはよくみますが、本当にそんな感じなるかもしれません。


私もいつか訓練で持参して天気図を書いてもいいかもしれません。

ただ、厳しい山行ではこれをする気力がのこっているかどうかです・・・。


現在の16号17号台風はどうなるのでしょうか。

今週末は上越のナルミズ沢に行く予定だったのですが、

仕事の関係で参加を辞退してしまったのですが、是非皆さんには行ってもらって

素晴らしい紅葉写真を撮ってきてもらいたいものです。


私の予想では土日は台風はそれて雨はふらないのではと思います。

私は空いた日は猫取材に行って参ります。

五行棚と小宇宙

五行棚1002 【濃茶での五行棚】


今日のお稽古は、初めておめにかかる五行棚でのお点前となります。

10月の名残の季節のみの使用で中置となります。

この棚に出会うために仕事を早めに切り上げてきました。


写真は濃茶で柄杓を引いて、総礼をしたあとと思われます。

柄杓の引き方が特徴的です。

薄茶と濃茶とでも、最後に棚に飾る形も微妙に変わってきたりして

なかなかやっかいな棚です。


しかし、私はこの初めての五行棚は非常に執着があり好きです。

私自身はこの五行棚を3月に購入しています。

この棚は茶道の宇宙観をまさにしめしているものと思います。

陰陽五行説をこの棚は示していて、本来は風炉は土風炉でなければなりません。

水、金、地、火、木、土、天を一つ一つの部材が示しています。

詳しくはその際の記事のご参照で・・・。


陰陽五行と五行棚


茶室は壮大な小宇宙なのです。

秩父静峰~大平山・矢岳~

大平山・矢岳01   大平山・矢岳02

     【昔の香りがする地蔵峠にて】              【気持のいい峠ノ尾根】


天候が危ぶまれた今週末の土日ですが、秩父の静かな山域である、

大平山と矢岳を酉谷小屋経由で行って参りました。


西武秩父駅より秩父鉄道の終始かわいい音楽が流れているかわいいマイクロバスに乗って

金倉橋で下車。水場もあるバス停で身支度して橋を渡って金倉集落へ。

取り付きはどこだろうと思っていると、タバコをくわえた夏木マリばりのおばさんが

入り口は家の奥だよと!思った通りに家の奥が取り付きでした。


地蔵峠ハイキングコースとありますが、かなり崩壊していました。

しばらく進むと細久保集落に進む分岐である地蔵峠に到着。

かつての人々の往来を感じさせ、郷愁を覚えながらお地蔵さんに安全登山を祈りました。


ここから峠ノ尾根に乗ります。

なんとも気持のよい自然林の尾根道です。

紅葉の時期は本当に素晴らしい尾根道でしょう。

歩いていて気づいたのですが、左側からの道がついています。

細久保集落につづく道のようです。

近い将来この廃村になっているこの細久保集落に訪れたいと思います。



大平山・矢岳03    大平山・矢岳04

       【ほどよい藪コギです】              【かまぼこ板の大平山山名板】


鉄塔を過ぎて気持のいい尾根を歩いて、尾根が分かれている台地を過ぎたあたりから

いよいよ藪が濃くなってきました。

そうは行っても道筋はついているので、程よく気持のいい藪コギです。

途中、また木葉天目に使う大きめの葉を拾いながら歩いていくと大ドッケに到着。

その後、広い尾根状の藪コギをこなしていくと大平山に近づいたのか

勾配がなくなってだらだらと登っていきます。

13時過ぎに三角点のある大平山に到着。

ここでリーダー持参のオレンジを皆さんで食します。

黄色く色づきはじめた木々を眺めながらのんびり時間を過ごします。



【こんな感じの快適な藪コギ】





大平山・矢岳05    大平山・矢岳06

    【天目山林道・大クビレにて】            【美味サンゴハリタケとの再会です】


そこから下っていくと、天目山林道とぶつかり大クビレです。

なんともいいテン場スポットです。

かつての林道工事に使われたのか作業小屋があります。


そこから長沢背稜の七跳山に向かうべく、登っていきますが

ここはキノコが結構多く、ブナハリやサンゴハリタケを発見しました。

サンゴハリタケは木の上部にあるので、普通に歩いていては見つけられません。

ちょうどその時は「いい景色だなあ」という感じで上を見て歩いたので偶然発見できました。

食感がよく、みそ汁にぴったりです。

もちろん夕食の鍋の具の仲間入りです。





大平山・矢岳07     大平山・矢岳08

    【お気に入りの酉谷避難小屋】             【キノコもきりたんぽも一緒の鍋】


半年ぶりの酉谷小屋は壊れていた把手が綺麗に修復されていました。

やはりここは水場もすぐ横にある心地がいい小屋です。

タワ尾根と小川谷が一望できるこの場所ですが、ガスがでてきて見えなかったのは残念でした。

そして、今日は私たち4人の貸し切り状態でした。

混雑を予想してツェルトも持参したのですが、よかったです。

のんびり時間を過ごして小屋のちゃぶ台(なんでこんなものがあるの?)を利用してきりたんぽ+キノコ鍋です!

なんとも美味しくてすぐになくなってしまいました。

大平山・矢岳09     矢岳

    【なんとも幻想的な光景です】           【この東京ガステープが点在してます】


翌朝は4時45分起床でしたが、やはりガスっていました。

一路矢岳の分岐まで行く予定でしたが、

せっかくなので酉谷山までの分岐までの本来の長沢背稜まで上がって

多少藪のある稜線を歩いて分岐に向かいます。

その時ぐらいから多少薄日がさしてきました。

なんとも幻想的な景色ですぐに撮影!それも一瞬の出来事でした。

まさしくデジャブでしょうか・・・。


矢岳分岐からは東京ガス1997低圧テープが点在し

この矢岳への尾根を「東京ガス1997尾根(仮称)」と名付けることとしました。

とにかくアップダウンが多くて楽しく、飽きることのない尾根でした。

赤テープ、東京ガステープがうるさかったですが・・・。



大平山・矢岳10     大平山・矢岳11    

  【またまたサンゴハリタケを発見!】               【紅葉が始まりました】


途中、またサンゴハリタケを木の上部で見つけることに成功!

枝でつついて確保成功!お土産となりました。

紅葉も始まっているようで、いいなあとため息をつきながら歩いていきます。

岩場も程よくあり矢岳に到着。あまりにもあっという間だったので通過しそうになりました。


大平山・矢岳12     大平山・矢岳13   

      【適度な岩場があります】                   【静かな矢岳山頂】


日野駅につながる矢岳北尾根を確認して、次回はここを登ることを決めました。

ここはかなり急峻なようで、ザイルを持参したほうがいいようです。

それも下降よりは登路としたほうがいいようです。

皆さんで記念撮影をして、9時前に出発をしてます。

ここから武州中川駅までが長いのです。


大平山・矢岳14   大平山・矢岳15

       【蕎麦の花が綺麗です】               【SLが走っていきました】


デンゴー平、篠戸山、大反山を通り最後の下降に入ったのですが

一本隣の静かな尾根に入ってしまい、下降したところは山越家のお墓でした!

なので「山越尾根(仮称)」と名付けました。


駅までは蕎麦畑がなんとも綺麗で、蕎麦を食べることを決意しました。

そのころからちょうど雨が降ってきました。

なんともいいタイミングでしょうか!


武州中川駅で着替えていると、ポポーと言う音が!

なんだーと思って外にでるとSLが走っていました。

これはSLに乗らなくてはと決心しました。未だ乗ったことが無いのです。


大平山・矢岳16    大平山・矢岳17

       【三峰口の蕎麦屋さん】                【SLに初めて乗りました】


武州中川の蕎麦屋は蕎麦の花祭りの為混雑していたので、三峰口まで行き

駅前の蕎麦屋さんで美味しい蕎麦と天ぷらを食す事に。

その帰りはもちろんSL乗車です。

初めてのSL乗車は電車小僧になってしまいました。

このにおいがたまらなく好きです!


今回は盛りだくさんの楽しい山行となりました。

焚き火ができれば言うことがありませんでした

あー焚き火がしたいです。

焚き火するだけの山行今度いってみようかなあ。